パスタと言えば、やっぱりイタリア原産を思い浮かびますよね。
本場のパスタは種類が多く、パスタにあまり詳しくない方には珍しいものも多く存在しています。
パッパルデッレというパスタは味や食感はもちろんとても美味しいのですが、食べ物で大切な見た目も人を楽しませてくれるパスタなのです。
ここでは、パッパルデッレの特徴から茹で時間、合うソースなどについてご紹介したいと思います。
パッパルデッレの名前の由来
「豪快に食べる」「食いしん坊」を意味する
パッパルデッレの語源はイタリア語のパッパーレ(pappare)とされ、「豪快に食べる」「食いしん坊」という意味が込められています。
このパスタを見たときに食べごたえのありそうで豪快に食べるような形状をしているために付けられた語源ではないでしょうか。
パッパルデッレの特徴
平たいリボン状のロングパスタ
パスタの種類ではスパデッティと同じでロングパスタの分類に属しています。
イタリアのトスカーナ州でよく用いられているパスタの一種になり一般的には乾麺が主流になっていますが、生麺が使われていることが多いパスタになっています。
形状が独特で通常の細いパスタに比べたら全く違う形をしています。
厚さが2mm、幅は10mm~30mm、長さが200㎜~300㎜と平たくリボン状のロングパスタです。
似たような形状を持つパスタに、タリアテッレというものが存在しています。
同様のパスタで他では日本の麺で言えば名古屋のきし麺などをイメージしますよね。
コシがあり歯ごたえがあるのが特徴的となっているのです
茹で時間
2分30秒~3分程度
パスタを美味しくいただくには茹で時間が最も大切です。
パッパルデッレは生麺が多いので、茹で時間は短めになります。
だいたい、普通の生麺の茹で時間と同様で、2分30秒~3分辺りで茹であがります。
あくまでも目安ですので、基本太ければ太いほど茹で時間は長くなりますが、人によっては食感がありますので、良さそうな時間が来たら1本麺を食べて確かめてみると茹で加減が調整できます。
また、茹で方のポイントですが、パスタは作る際の材料には塩を入れないので下味をつけるために塩を入るといいですよ。
だいたいお湯に対して1%の分量を、2L(2000g)でしたら、20gの塩を目安に入れたら美味しく茹で上がります。
パッパルデッレに合うソース
濃厚なソース
語源の「豪快に食べる」という名の通り、パッパルデッレは濃厚なソースが相性はいいのでおすすめです。
イタリアのトスカーナ地方では、猪や野うさぎを入れてじっくりと煮込んだソースなどの濃厚なミートソースや脂分の多いクリームソースなどが麺によくなじみ絡みやすいため食されているようです。
他の類似のパスタにも言えることですが、基本的に太いものほど濃厚なソースを絡めやすいので、平べったいパッパルデッレは相性がぴったりなのです!
他にもチーズを使ったソース、バジルソースなどのソースとも相性がいいパスタになります。