様々なパスタの種類の中であまり知られていないものの一つに「キタッラ」があります。
珍しい名称ですが、イタリア語で「Chitarra」と表記されます。
アブルッツオ州で、古くからパスタ全般に渡って特にロングパスタを中心に「マケローニ」と呼ばれています。
アブルッツォ料理 で代表的な郷土料理のスパゲッティ・アッラ・キタッラ(マッケローニ・アッラ・キタッラとも) である。
このパスタはキタッラと呼ばれる弦を張った器具を使って麺棒で押し切ってできたものです。
今回は、キタッラの特徴や茹で時間、合うソースについてご紹介していきます。
キタッラの名前の由来
「ギター」を意味する
キタッラとはイタリア語で「ギター」という意味です。
枠にギターのような細い弦を張ったことからそう呼ばれるようになり、日本ではキターラと呼ばれたりもします。
キタッラの特徴
断面が四角形
特徴は断面が四角形をしていることです。通常の円形のロングパスタと比べると、太さも約2~3mm程度ほどあるため平打ちのような印象なのです。イタリア・アブルッツォ州の郷土料理に使われていたもので、子羊の煮込みソースで食べるのが伝統的な調理法になります。
断面が正方形をしているのが特徴的なパスタです。
茹で時間
7分~9分程度
断面が四角形でありやや太目なため、乾麺の茹で時間は7分~9分ほどになります。
生麺の場合は3分程度となります。
あくまでも目安ですので、基本太ければ太いほど茹で時間は長くなりますが、人によっては食感がありますので、良さそうな時間が来たら1本麺を食べてみて確かめると茹で加減が調整できますのでいいですよ。
また、茹で方のポイントは、下味をつけるために塩を入るといいですよ、だいたいお湯に対して1%の分量を、2L(2000g)でしたら、20gの塩を目安に入れたら美味しく茹で上がります。
キタッラに合うソース
濃くて味がしっかりとしたソース
アブルッツオ州では伝統的に、子羊の煮込みソースと一緒に頂くそうですが、難しそうなので、濃厚なスープを合わせればいいので、ミートソースやクリームソースなどの味がしっかりとしているのと相性がいいですよ。