「今日は何の日」と題してシリーズでお伝えしています。
今回は2月21日に制定されている、「日刊新聞創刊の日」についてご紹介したいと思います。
ちなみにこの日は「漱石の日」でもあり、1911(明治44)年のこの日、文部省が作家・夏目漱石に文学博士の称号を贈ると伝えたのに対し、漱石は「自分には肩書きは必要ない」として辞退した日であります。
それでは、日刊新聞創刊の日にどんな由来や、歴史があるのか解説してみます。
2月21日は日刊新聞創刊の日!その由来や歴史は?
1872年(明治5)年東京初の日刊新聞(東京日日新聞)創刊
現在では毎日新聞として発行している。
日刊新聞創刊の日の由来とは
現在の毎日新聞が増刊されたことにちなむ
1872(明治5)年、東京初の日刊新聞「東京日日新聞」(毎日新聞)が浅草で創刊されたのが旧暦のこの日である。
東京日日新聞は、世界初の新聞戸別配達を実施し、1911(明治44)年には大阪毎日新聞と合併して全国紙へと拡大していった。
日刊新聞創刊の日の歴史は
1911(明44)年全国紙としての第一歩を踏み出した
明治の初期、新聞は、必ずしも日刊ではなかった。東京日日新聞というのはその名から見てもわかるように、「日刊」を打ち出した画期的なものだった。
また、1875(明8)年世界初の新聞戸別配達を実施。1911(明44) 年の大阪毎日新聞との合併では、「東京日日新聞」の名を残すことを条件に経営的には「大阪毎日新聞」の傘下に入り、全国紙としての第一歩を踏み出した。
この大阪毎日新聞は1876(明9)年2月、大阪日報として創刊 。 1888(明21)年 大阪毎日新聞と改題 した会社である。
因みに、冒頭の記念日「日刊新聞創刊の日」は、日本初の日刊新聞「東京日日新聞」が創刊されたことによる・・・となっている(今日は何の日、毎日が記念日)が、実際には、1870(明治3)年12月(新暦では1871年1月)に創刊された「横浜毎日新聞」が日本初の日刊紙である。
それまでの新聞が半紙2つ折あるいは4つ折の冊子体だったのに対し、西洋紙に始めて鉛の活字で印刷された。
日本では、1615(元和元年)年、大坂夏の陣の報道が瓦版(読売り、辻売り絵草紙)として発刊され、その後瓦版が盛んであったようだが、幕府を批判・中傷するものが多かったため、1673(寛文13)年には出版規制例によって、規制されている。
まとめ
実際には、「横浜毎日新聞」が日本初の日刊紙であった
いかがだったでしょうか?
日刊新聞創刊の日の由来や、歴史についてご紹介してきましたが、時代の流れによって、情報伝達の手段が多様化して紙面からラジオ、テレビ、インターネット、スマホなど増えてきて、紙媒体は減少しつつある中、今でも新聞なりの良さを持ち愛読者も多いようですね。