菊芋は見た目が、生姜によく似ていますが、食感はじゃがいもか梨のようにみえます。
実はこの菊芋は驚くべきパワーを秘めているのです!
日頃の厳しい食事療法に寂しさを感じている糖尿病患者や予備軍の方には、血糖値を気にせずに好きなものをお腹いっぱい食べたいというのは切なる願いですよね。
そういう方にぴったりの食材が菊芋です。
この菊芋の最大の特徴はなんといっても「天然のインスリン」と言われており、「イヌリン」を含んでいます。
イヌリンは水溶性の食物繊維で、胃腸の中に長時間留まるため、腸管での糖の吸収を遅らせてくれ、インスリンの分泌を少量に抑え、血糖値の急上昇も防ぐのです。
同じいも類でも、さつまいもやじゃがいもは血糖値を上げるデンプンが主体で、血糖値の上昇を防ぐイヌリンは含まれていません。
それに菊芋はビタミン、ミネラル、必須アミノ酸、食物繊維、酵素など糖尿病患者にとって大切な栄養素が豊富に含まれており、エネルギー量が100gあたり35kcalと低いので、いも類の代わりにたくさん食べることができるというわけです。
今回は、菊芋のたまり漬けのお家で簡単にできる作り方をご紹介いたします。
菊芋のたまり漬けの作り方
材料
- 菊芋 200g
- 醤油 大さじ1
- 酒 大さじ1
- ニンニク(練り) 適量
- 鷹の爪 少々
手順1:下準備
菊芋をよく洗う。
手順2:切る
よく洗って皮つきのまま菊芋を2㎝幅に切り、水に浸しておく。
手順3:混ぜる
醤油、酒、ニンニク、鷹の爪をよく混ぜ合わせる。
手順4:漬ける
ジップロックに「手順3」で混ぜた漬けだしを入れて、水切りした菊芋を入れてまんべんなく揉み込みながら絡める。
手順5:寝かせる
ジップロックの中の空気を抜いて冷蔵庫に一晩寝かせる。
手順6:盛り付け
次の日冷蔵庫から取り出して、皿に盛ったら出来上がり♪
美味しく作るポイント
冷蔵庫で保存
小さい菊芋であれば、皮を剥いて2つに切ってそのままでつけて下さい。
冷蔵庫で保存することで日持ちがします。