「今日は何の日」と題してシリーズでお伝えしています。
今回は3月24日に制定されている、「世界結核デー」についてご紹介したいと思います。
ちなみにこの日は、1928(昭和3)年、上野公園で開かれた大礼記念国産振興東京博覧会で高島屋呉服店が日本初のマネキンガールを登場させたとして制定された「マネキン日」でもあります。
それでは早速、世界結核デーにどんな由来や、歴史があるのか解説してみます。
3月24日は世界結核デー!その由来や歴史は?
世界レベルで結核制圧の取り組みを推進する目的。
各地で様ざまな普及活動が行われている。
世界結核デーの由来とは
結核菌の発見を学会で発表にちなみ制定。
ドイツの細菌学者ロベルト・コッホが、1882年3月24日、結核菌の発見を学会で発表しました。
この日にちなみまして、WHO(世界保健機関)が1997年の世界保健総会で制定したものである。
目的は「世界レベルで結核制圧の取り組みを推進する。」ために各地で様々な普及啓発活動が行われています。
世界結核デーの歴史とは
エジプト先王朝時代アダマイ遺跡にさかのぼる。
結核の発見の歴史をみると、ドイツのハイデルベルクで発掘された約9,000年前の人骨の第4、第5胸椎に結核カリエスの痕が認められ、エジプト先王朝時代(紀元前6,500~5,100年)のアダマイ遺跡で発掘された女性に、脊椎カリエスが発見され、「結核は人類と共に古くからあった」とされているのである。
日本では、およそ1,800年前の鳥取県の青谷上寺地(あおやかみじち)遺跡の人骨に発見された結核性変化が最も古い結核の痕跡なので、結核菌はその頃大陸からの渡来人によってもたらされたと考えられている。
まとめ
細菌学者の結核の発見にちなんで制定された。
いかがだったでしょうか?
世界結核デーの由来や、歴史についてご紹介してきました。
日本の結核患者は平成29年では16,789人いると登録されているようです。
年々医学の発展と共に、減少傾向にはありますが高齢者に多い傾向がみられます。