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今回は2月28日に制定されている、「ビスケットの日」についてご紹介したいと思います。
ちなみにこの日は、慶長4年2月28日(新暦:1599年3月24日)、千利休亡き後に豊臣秀吉の茶頭を務めた古田織部が、自分で焼いた茶器を用いて茶会を開いたことにちなんで、岐阜県土岐市が記念日に制定した「識部の日」でもあります。
それでは、ビスケット日にどんな由来や、歴史があるのか解説してみます。
2月28日はビスケットの日!その由来や歴史は?
「に(2)どや(8)かれたもの」の語呂合わせから
ラテン語で「2度焼かれたもの」の意味である。
ビスケットの日の由来とは
全国ビスケット協会が制定
ビスケットの日とは、日本で1980(昭和55)年に社団法人全国ビスケット協会が制定した記念日。
ビスケットの語源はラテン語で「2度焼かれたもの」の意味で、社団法人 全国ビスケット協会では、この語源と柴田方庵の史実を考えあわせ、昭和55年に、毎年2月28日を「ビスケットの日」としました。
ビスケットの日歴史は
1855(安政2)年、柴田方庵が「パン・ビスコイト製法書」を同藩の萩信之助に送った。
長崎周辺で外国人向けにだけ作られていたビスケットですが、 水戸藩がビスケットの「保存のきく食糧」という点に注目し、その製法を調べます。
1855年(安政2年)2月28日、パンの製法を学ぶために長崎に留学していた水戸藩士の蘭医・柴田方庵が、オランダ人から学んだパン・ビスケットの製法を書いた「パン・ビスコイト製法書」を同藩の萩信之助に送ったとされています。
これが、ビスケットの製法を記した日本初の文書とされているのです。
このことを日記に書き記し、「方庵日録」として今でも残っています。
これが日本でビスケットが作られたことが明確にわかる最も古い記録です。
戦国時代に「保存食」として注目されていました。
1872年(明治6)年ごろから陸軍の軍用食として正式に採用され、現在でも災害時の非常食として乾パンなどがありますが、これもビスケットの一つであり、お菓子以外の用途でも現代に受け継がれています。
まとめ
「2度焼かれたもの」の語源と柴田方庵の史実を考えあわせ、制定
いかがだったでしょうか?
ビスケットの日の由来や、歴史についてご紹介してきました。
今では、ビスケットはお菓子として食べられていますが、戦国時代には保存食として利用されていたのですね。