菊芋の主成分は、食物繊維なですが、特に多糖類イヌリンが多く含まれています。
生の菊芋で13%~20%ででんぷんが殆どなく栄養価の高い食物なのです。
このイヌリンですが、他の食物では、玉ねぎ、ニラ、あざみ、ごぼうなどのキク科の植物にも含まれていますが、その中でも菊芋の中には特に多くあるのですよ。
このイヌリンは、「天然のインシュリン」とも呼ばれるぐらいに、血糖値改善に非常に役立つとされています。
まず、イヌリンを体内に摂取しても私達の体に吸収されることは殆どなく、糖分の摂り過ぎが糖尿病や肥満になる原因と言われているのです。
具体的には、炭水化物のじゃがいも、お米、白パンなどを食べると、血糖値が上がります。
運動不足、食べ過ぎにより高血圧、糖尿病が発症してしまいます。
ところが、イヌリンにはデンプンがほぼゼロであるため、消化酵素でも分解されずに体の外に排出されるのです。
イヌリンを体に摂取することにより、体外に排出される時には、体内の炭水化物類の糖分まで一緒に運んでくれる働きがあります。
これが、糖分が吸収されずに、排出されるという仕組みになっているのですね。
炭水化物を食べても、菊芋といっしょなら、血糖値を下げてくれるという効果が認められていますので、日頃から菊芋を食べておきたいですね。
今回は、菊芋の浅漬けのお家で簡単にできる作り方をご紹介いたします。
菊芋の浅漬けの作り方
材料
- 菊芋 適量
- 醤油 15ml
- サラダ油 15ml
- お酢 15ml
- 水 45ml
手順1:下準備
菊芋をよく洗う。
手順2:切る
よく洗って皮つきのまま菊芋を1㎝幅にスライスにして、水に浸しておく。
手順3:沸かす
鍋に水を入れて沸騰させて、冷やす。
手順4:漬け汁をつくる
容器にスライスした菊芋を入れて、醤油、サラダ油、お酢、沸騰させて冷ました水を混ぜて漬け汁を作る。
手順5:寝かせる
菊芋をザルに上げて水を切り、冷蔵庫に入れて1日寝かせたら出来上がり♪
美味しく作るポイント
大きめに切る
小さい菊芋であれば、皮を剥いて切らずにそのままでつけて下さい。
菊芋をスライスしたら、水に浸すことでアク抜きになります。
シャキシャキ食感を楽しむために大きめに切って漬け時間を長くとるのがおすすめですよ。