ピッツォッケリは、北イタリアのロンバルディア州ヴァルテッリーナ地区の名伝統的なパスタの一種として食されています。
山岳地帯のため、気温が低く、やせ細った土地では小麦粉が育ちにくくてそのため蕎麦を使用したパスタが、家庭料理として食べられてきたのです。
ここでは、ピッツォッケリの特徴と茹で時間、合うソースをご紹介します。
ピッツォッケリの名前の由来
つぶれた形状の「潰す」を意味する
ピッツォッケリという語源は諸説ですが、つぶれた形状のパスタに関してつぶすを意味する言葉で「ピンザレ」あるいは小部分を意味する語根「ピツ」に由来していると推測される。
ピッツォッケリの特徴
蕎麦粉を使用している
パスタの種類ではスパデッティと同じでロングパスタの分類に属しています。
ピッツォッケリはイタリアのロンバルディア州ヴァルテッリーナ地区からスイス地域の伝統的なパスタになります。
小麦粉だけではなく蕎麦粉を使用しているところが特徴的です。
山岳地帯の地域により、小麦粉の生産が難しく、小麦に蕎麦粉を加えて作られてきました。
作る人によって若干の違いはありますが、蕎麦粉と小麦粉の割合は、8対2から2対1とされています。
幅、10mm、厚さ1,5mm、長さは70mの短冊状をしています。
ショートパスタには長く、ロングパスタにしては短いサイズですが、これは材料に蕎麦粉が入っているので長く伸ばすことができないためとされています。
茹で時間
2分30秒~3分程度
パスタを美味しくいただくには茹で時間が最も重要です。
ピッツォッケリは少し厚みもあるため茹で時間は通常のパスタと比較した場合やや長めで、10分~15分前後です。
あくまでも目安ですので、基本太ければ太いほど茹で時間は長くなりますが、人によっては食感がありますので、良さそうな時間が来たら1本麺を食べて確かめてみると茹で加減が調整できます。
また、茹で方のポイントですが、パスタは作る際の材料には塩を入れないので下味をつけるために塩を入るといいですよ。
だいたいお湯に対して1%の分量を、2L(2000g)でしたら、20gの塩を目安に入れたら美味しく茹で上がります。
ピッツォッケリに合うソース
こってりソース
ピッツォッケリは蕎麦粉が入っていますが、食感がもっちりしていて重ためなので、こってりとしたソースがよく絡んで相性いいのでおすすめです。
バターとチーズをたっぷりと使って脂っこく仕上げるとチーズの香も楽しめて、美味しく食べられますよ♪