ひな祭りの行事食にはちらし寿司やひし餅など、いろいろなものがあります。
ひなあられというカラフルな可愛いお菓子の食べ物がありますが、ではひなあられにはどんな意味や由来が隠されているのでしょうか。
ひな祭りの食べ物や飲み物については色々な物がありますので、何回かに分けて解説していきたいと思います。
その中で今回は、ひなあられの意味や由来についてご紹介してみたいと思います。
ひなあられの意味は
ひなあられには3色と4色がありそれぞれ意味がある
ひなあられには「菱餅を野外で食べるために、砕いて炒って作ったもの」という説があります。
そのため、白・赤(ピンク)・緑に着色されています。
これらの色にも意味があり、3色のひなあられには、それぞれのエネルギーを表していると言い伝えられているのです。
- 白色には「(雪の」大地のエネルギー」
- 赤(ピンク)色のひなあられには「生命のエネルギー」
- 緑色のひなあられには「木々が芽吹くエネルギー」
この3色のひなあられには、「我が子が3つの大きなエネルギーを取り入れ、健やかに成長できるように」という願いが込められています。
もうひとつひなあられには「四季」との関係もあります。
ひなあられによっては「黄色」のひなあられが加わって4色のものもあります。
4色揃ってひなあられの場合は、「四季」との関係性が考えられます。
具体的に言うと、
- 「春」・・・桜のピンク色
- 「夏」・・・新緑の木々の緑色
- 「秋」・・・黄色に紅葉する黄葉の黄色
- 「冬」・・・真っ白な雪の白色
といった具合です。
4色のひなあられは四季を表し、「年間を通して娘が幸せに過ごせるように」という願いが込められています。
関東と関西のひなあられの違い
関東のひなあられは米粒サイズで、昔懐かしいポン菓子(米を爆ぜて作る菓子)を砂糖で甘く味付けしたものである。
関西のひなあられは大きくてしょっぱい、直径1センチほどのまんまるの球体で、しょうゆや塩などでしょっぱく味付けされている。
どちらのひなあられも美味しく、見た目も華やかなのは共通している部分である。
ひなあられの由来は
お人形遊びが由来している
ひな祭りのお菓子といえば「ひなあられ」ですが、その由来はお人形遊びです。
はじめは、流し雛で厄を託すといった始まりだったものが、平安時代には人形遊びに変化しました。
雛人形をもって、外へ出かけ春の景色をお人形に見せる「雛の国見せ」という風習ができたのです。
その時に、ごちそうと一緒に持っていったのがひなあられと言われています。
まとめ
あられの色には意味があり、人形遊びが由来
いかがでしたでしょうか?
ひなあられの意味や由来についてご紹介してきました。
関西風と関東風のあられ、今年のひな祭りは、お子さんとどちらを食べますか?
どちらとも食べ比べをしてみると、楽しいかもしれませんね。