「今日は何の日」と題してシリーズでお伝えしています。
今回は2月26日の、「誕生花と花言葉」についてご紹介いたします。
ちなみにこの日は、1815年、エルバ島に流刑されていたナポレオンが島を脱出してパリに向かったことに由来して制定された「脱出の日」でもあります。
2月26日の誕生花と花言葉にどんな意味や由来があるのか解説してみたいと思います。
2月26日の誕生花
誕生花は「スノードロップ」「フクジュソウ」「ムスカリ」「ローダンセ」の4種類です。
スノーッドロップ
花言葉
「希望」「慰め」
花名・花言葉の由来
花の学名は「Galanthus nivalis」、スノードロップという花の名前の由来は、スノー(雪)が関与しています。
「Galanthus(ガランサス)」というのは属名で、ギリシャ語で 「乳のように白い花」という意味です。
品種名は「nivalis」となっていますが、ラテン語で雪を意味する「nivis」が語源とされています。
まさに「雪のように白い花」や、寒い時期に「雪の中から顔を出す花」という印象も
あります。
そこから英語名で「snowdrop」とされ、「雪のしずく」と名付けられ、 和名では 「待雪草(まつゆきそう)」とされ、雪が降るのを待ちながら、健気に咲いている。
花言葉の「希望」「慰め」は、天使がアダムとイヴを慰めるため、舞い落ちる雪をスノードロップに変えたという言い伝えに由来します。
フクジュソウ
花言葉
「幸せを招く」「永久の幸福」「悲しき思い出」
花名・花言葉の由来
名前の由来は、春一番に咲くおめでたい花という意味をこめてこういう名がつけられたといわれています。
旧暦でいうと今の2月上旬がちょうど1月上旬にあたるため、昔はお正月頃にその年の一番に咲く花ということで「福告げ草」と言われていましたが、これが段々と変わって福寿草というおめでたい名前になったようです。
幸福の「福」と長寿の「寿」で福寿草です。
花言葉「幸せを招く」「永久の幸福」は、古くから縁起のよい花とされてきたことに由来するといわれます。
属名のAdonis(アドニス)は、ギリシャ神話で猪に殺されてしまった美少年アドニスの名に由来します。
花言葉「悲しき思い出」はそれにちなむといわれます。
ムスカリ
花言葉
「寛大な愛」「明るい未来」「通じ合う心」「失望」「絶望」
花名・花言葉の由来
名前の由来は、ギリシャ語の 「moschos(ムスク)」が語源とされています。
ムスクとは麝香鹿の腹部にあるジャコウ線から分泌されるものを乾燥して香料にしたもので、ムスカリの花は、ぶどうの実がなっているような見た目から「ブドウヒヤシンス」という別名もあります。
ポジティブなイメージから、ネガティブなイメージまであるムスカリの花言葉ですが、ポジティブなものは、ムスカリの繁殖力の強さや、他の花との寄せ植えの相性の良さからきています。
ネガティブなものは、ムスカリの近縁に当たる花ヒヤシンスから受け継がれた言葉だといえます。
ヒヤシンスはギリシャ神話で、美少年ヒュアキントスが死んだ時に流れた血から、紫のヒヤシンスが咲いたとされています。
その悲劇から、近縁にあたるムスカリにも、悲しい花言葉が付けられたのではないかと考えられます。
ムスカリの英語での花言葉には【usefulness】=「有用・有益」という言葉があり、他の意味合いでは、実用的という意味合いもあります。
ローダンセ
花言葉
「変わらぬ思い」「終わりのない友情」
花名・花言葉の由来
英語名「Rhodanthe manglesi」のrhodantheはギリシャ語のRodon(バラ)anthus(花)が合わさった結果です。
和名「広葉の花簪」は花簪(はなかんざし)という花と似ている為、葉が平べったい葉をしている為にこのような名前がつきました。
乾燥させても美しい色を保つローダンセはドライフラワーとしても人気の高い花です。花言葉の「変わらぬ思い」「終わりのない友情」も長期にわたって色あせることのないその姿に由来するといわれます。
まとめ
いかがでしたか。
「誕生花・花言葉」についてご紹介してきましたが、誕生花は「スノードロップ」「フクジュソウ」「ムスカリ」「ローダンセ」でした。
それぞれの意味や、由来を理解したうえで、お友達、ご家族のお誕生日に誕生花を贈ってみてはいかがでしょうか。