美健ねっと

美健宣言が配信する「美容と健康」を目指す方向けの総合情報ネットサービス

banner

雑学

【今日は何の日】2月15日の春一番名づけの日とは?由来や歴史は?

投稿日:2019年2月14日 更新日:

first-spring-storm

「今日は何の日」と題してシリーズでお伝えしています。
今回は2月15日に制定されている、「春一番名づけの日」についてご紹介したいと思います。

ちなみにこの日は、全日本スキー連盟が創立されたことを受けて同連盟が記念日に制定した「全日本スキー連盟の日」でもある。

それでは、春一番名づけの日にどんな由来や、歴史があるのか解説してみます。

2月15日は春一番名づけの日!その由来や歴史は?

朝日新聞誌上ではじめて使われた

立春から春分の間に初めて吹く強い風の事を指す

春一番名づけの日の由来とは

漁師たちが春に吹く初めての風を「春一」と呼び始めた

2月15日は「春一番名づけの日」。1963年2月15日、朝日新聞誌上ではじめて「春一番」という言葉が新聞で使われたことに由来するといわれている。
春一番は、立春から春分の間、その年に初めて吹く南寄りの強い風のことを指す。
1859年長崎県郷ノ浦で、突風により漁船が転覆して乗員が死亡した事故から、漁師たちが春の初めに吹く強い南風を「春一」と呼び始めたことがきっかけといわれている。

春一番名づけの日の歴史は

漁師が出漁中に強風のあおりで転覆、53人の死者を出した

安政6年2月13日(1859年3月17日)、長崎県壱岐郡郷ノ浦町(現・壱岐市)の漁師が出漁中、強風によって船が転覆し、53人の死者を出して以降、漁師らがこの強い南風を「春一」または「春一番」と呼ぶようになったといわれている。
一方、長崎県では、この事件以前から郷ノ浦町で「春一」と呼ばれていたものが、事件をきっかけに広く知られるようになったとしている。
この故事により、1987年に郷ノ浦港近くの元居公園内に「春一番の塔」が建てられている。
民俗学者の宮本常一は研究のため郷ノ浦町を訪れてこの「春一番」をいう語を採集し、1959年に壱岐で用いられている語として『俳句歳時記』で紹介した。
これをきっかけに、「春一番」は新聞などで使われるようになり、一般に広まったとされる。
つまり、郷ノ浦町で使われていた「春一」または「春一番」は、この語の初出であるかどうかはともかく、現在広く用いられている「春一番」という語の直接の源であるということになる。

まとめ

「春一番」という言葉を初めて朝日新聞朝刊で使われたことから

いかがだったでしょうか?
春一番名づけの日の由来や、歴史についてご紹介してきましたが、春の一番に吹く強い風によって、出漁中に53人もの命が奪われました。
またこの事件をきっかけに「春一番」と呼ぶようになったようです。

-雑学
-

執筆者:

関連記事

tonjiru

豚汁とけんちん汁の違いとは?

豚汁とけんちん汁はどちらも多種の野菜を使った味噌汁。けんちん汁は醤油で味を調えた澄まし汁の地方もあるので混同されやすいです。豚汁とけんちん汁の大きな違いは、けんちん汁に入れる具材は豚肉を入れないことと …

hu

【今日は何の日】2月2日の麩の日(ふの日)とは?由来や歴史は?

「今日は何の日」と題してシリーズでお伝えしています。今回は2月2日に制定されています、「麩の日(ふの日)」についてご紹介したいと思います。 ちなみに今日のこの日は「ふう(2)ふ(2)」の語呂合せから「 …

golden-sapphire

11月の誕生石ゴールデンサファイアの石言葉(意味・由来・和名)

11月の誕生石は複数ありますが、その内の1つが「ゴールデンサファイア」です。 名前が非常にかっこいいですよね。サファイアといえば青色が印象的かと思いますが、ゴールデンサファイアは黄~オレンジに光り輝い …

birth-flower

【今日は何の日】2月11日の誕生花と花言葉!意味や由来は?

「今日は何の日」と題してシリーズでお伝えしています。今回は2月11日の、「誕生花と花言葉」についてご紹介いたします。 ちなみのこの日は、学問や芸術など文化の発展に優れた業績をあげた各界の人に文化勲章が …

rain-water

【今日は何の日】2月19日の雨水(うすい)とは?由来や歴史は?

「今日は何の日」と題してシリーズでお伝えしています。今回は2月19日に制定されている、「雨水(うすい)」についてご紹介したいと思います。 ちなみにこの日は1877(明治10)年、日本が郵便の国際機関で …