「今日は何の日」と題してシリーズでお伝えしています。
今回は3月18日に制定されている、「睡眠の日」についてご紹介したいと思います。
それでは、睡眠の日にどんな由来や、歴史があるのか解説してみます。
3月18日は睡眠の日!その由来や歴史は?
3月と9月の年に2回の「睡眠の日」が定められている
睡眠に関する正しい知識の普及・啓発を目的としている
睡眠の日の由来とは
World Association of Sleep Medicinが定めたWorld Sleep Dayにあわせて3月18日を「春の睡眠の日」
公益財団法人精神・神経科学振興財団は、日本睡眠学会と協力し、年2回の「睡眠の日」を新たに制定。
「睡眠の日」は、睡眠についての正しい知識の普及と国民の健康増進への寄与を目的に、睡眠健康推進機構が日本睡眠学会との協力によって制定したもので、3月18日を「春の睡眠の日」、9月3日を「秋の睡眠の日」と定めています。
春・秋とも、それぞれの日をはさむ前後1 週間を「睡眠健康週間」として、全国各地に市民講座や相談窓口を開設。睡眠を通して、国民の「生活の質(QOL)」の向上や規則正しい生活リズムの確立につなげていくさまざまな運動が展開されます。
睡眠の日の歴史とは
レム睡眠の存在が1953年に明らかになった
睡眠研究は長い間、時代から取り残されてきていました。
脳波が発見されたのが約100年前で、やがて睡眠状態・覚醒状態が脳波に反映されることも判明して、その後よく知られている「レム睡眠・ノンレム睡眠」が発見されます。
レム睡眠の存在は、シカゴ大学のユージン・アセリンスキーとナサニエル・クレイトマンの研究によって、1953年に明らかになった。
また、理化学研究所・東京大学の上田泰己氏らによって、アセチルコリン受容体のM1(Chrm1)およびM3(Chrm3)遺伝子がレム睡眠の必須遺伝子として同定された。
レム睡眠は、明瞭な夢みがあり、外部からの感覚が遮断され、脳は浅い睡眠に近い眠りです。この間に脳は記憶を整理しています。
ノンレム睡眠は、脳を休めるための眠りです。ノンレム睡眠のあいだは、知覚、随意運動、思考、推理、記憶などをつかさどる大脳皮質や、身体を活発に活動させる時に働く交感神経などを休ませています。
深部体温を低下させ脳の冷却のために身体から熱が放され、寝汗をかくのが特徴です。
まとめ
精神・神経科学振興財団はと日本睡眠学会が制定
いかがだったでしょうか?
睡眠の日の由来や、歴史についてご紹介してきました。
睡眠中は、ただ体を休めるだけではなく、心身の修復や記憶の整理をしています。
睡眠の質を高めて、毎日ぐっすりと眠って生活を充実させていきたいですね。