「今日は何の日」と題してシリーズでお伝えしています。
今回は2月13日に制定されています、「苗字制定記念日」についてご紹介したいと思います。
ちなみにこの日は確定拠出年金教育協会が2013年に、翌2014年から開始される少額投資非課税制度(NISA)のPRのために制定した「NISAの日」でもあります。
苗字制定記念日にどんな由来や、歴史があるのか解説してみます。
2月13日は苗字制定記念日!その由来や歴史は?
平民苗字必唱義務令によって
江戸時代まで公家及び武士などの支配階層に限られ、一種の特権とされていました。
苗字制定記念日の由来とは
>国民に名字を名乗ることを義務づけた
明治8年2月13日に、明治政府が「平民苗字必称義務令」という太政官布告を出し、すべての国民に名字を名乗ることを義務づけたことに由来します。
苗字制定記念日の歴史は
平民苗字必称義務令、(平民苗字必唱義務令)は、日本の法令である(明治8年太政官布告第22号)。
1875年(明治8年)2月13日公布、すべての国民に苗字(名字・姓)を名乗ることを義務付けました。
江戸時代まで、日本において公的に苗字を使用したのは、原則として、公家及び武士などの支配階層に限られ、一種の特権とされていました。
明治維新により、従来の身分制度の再編が図られ、明治3年9月19日(1870年10月13日)に「平民苗字許可令」(明治3年太政官布告第608号)が定められます。
この布告では初めて「平民」の語を用いて、華族及び士族に属さない平民に「苗字」の使用を許しました。
当時の平民(国民)は名字をもっていましたが、上記の通り名乗る必要性がなかったことから日々の生活の中で使用されることはありませんでした。
だからこそ、1875年(明治8年)に「平民苗字必称義務令」を出して強制的に名字を名乗るように義務化したのです。
今まで不要だった名字が義務化されたことにより、困ってしまった人々は、村の庄屋やお寺の住職などにつけてもらったり、集落で同じ苗字をつけたりしたそうです。
まとめ
当時名字は住職や庄屋につけてもらった
いかがだったでしょうか?
苗字制定記念日の由来や、歴史についてご紹介してきましたが、江戸時代に名前を名乗っていなかったとは驚きでしたね。
また、つけてもらう際にも住職や庄屋の人につけてもらったり、集落で同じ苗字をつけたりして決まっていったのですね。