「土用」という言葉を聞いたことがあると思いますが、いったいどういう意味があるのでしょうか?
土用とは季節の変化の目安とする日の一つで、立春、立夏、立秋、立冬の前の約18日間を指します。
「土用の丑の日」という言葉は皆さんも馴染みが深いと思いますが、「季節の変わり目」を指し1日か2日の日にちの事なのです。
また、土用には春土用、夏土用、秋土用、冬土用という風に一年間に4回訪れます。
それぞれ、いつの時期に行われているのか、また、土用入り・間日・土用明けについてシリーズで解説していきますね。
それでは今回は、春土用についてご紹介したいと思います。
2019年春の土用の丑の日はいつ?
4月22日(月曜日)、5月4日(土・祝日)
2019年の春の「土用の丑の日」は4月22日(月曜日)、5月4日(土・祝日)になります。
「土用の丑の日」とは、その土用の期間中の、十二支が丑にまわってくる日の事を指すのです。
つまり、土用は18日間のことですが、「土用の丑の日」は土用の期間のうちのたった1日か、多くて2日だけの日のことを言います。
「土用」=「丑の日」ではないのです。
春の「土用の丑の日」には何を食べるの?
「いわし、イカ、芋、いちご」など
春土用におすすめの食べ物はなんでしょうか?
五行説では、季節の月を「1月、2月」といった数字ではなく十二支で表わします。
それぞれの季節には色もあてはめられ、色と干支をまとめると、春は「青色、辰」、夏は「赤色、未」、秋は「白色、戌」、冬は「黒色、丑」となります。
土用には、反対の季節に対応するものを食べるといいと言われていて、夏の反対は冬。
冬に当てはまるのは、黒色の「丑」。
夏の土用には黒色で「う」のつく「うなぎ」が食べられているということなんです。
春の反対になる季節は秋ですから「白色、戌」のもので、「い」のつく白色のものを食べると体にいいと言われています。
例えば、「いわし、イカ、芋、いちご」などが挙げられます。
2019年の春土用期間は?
4月17日(水)~5月5日(日)
2019年の春の土用期間は4月17日(水)~5月5日(日)になります。
土用というものはもともと中国の陰陽五行説から始まったもので、陰陽五行説とは「木、火、金、水、土」があります。
それぞれの季節にそれを春は木、夏は火、秋は金、冬は水として当てはめていきました。
土についてはそれぞれの季節の変わり目に期間を当てはめて、それが土用の始まりともいわれています。
このことから、土用も冬土用、春土用、夏土用、秋土用として4回の土用の季節が来るのです。
2019年の春土用入り・間日・土用明けは?
それでは、今度は、春の土用入り、間日、土用明けについて、ご紹介してみたいと思います。
土用入り
4月17日(水曜日)
夏の土用入りは4月17日(水曜日)になります。
土用期間に入る初日を指します。
間日
間日は次のような日程になります。
間日 巳・牛・酉の日
- 4月18日 木曜日(酉)
- 4月26日 金曜日(巳)
- 4月27日 土曜日(牛)
- 4月30日 火曜日(酉)
間日とは季節によって決まった十二支に該当する日で、1つの土用に3~6日存在します。
土用明け
5月5日(日曜日)
土用明けは5月5日(日曜日)になります。
土用期間内の終わりの日を指します。
まとめ
季節の変わり目に気をつけて
いかがだったでしょうか?
2019年の春の「土用の丑の日」「土用期間」「土用入り」「間日」「土用明け」についてお伝えしてきました。
春の丑の日には「い」の付く食べ物が良いとされているので、花粉症の季節にもなりますので、「い」の付く花粉症に良い食べ物を探してみたいと思います。
皆様も季節の変わり目なので、栄養つけて、乗り切ってくださいね!