「今日は何の日」と題してシリーズでお伝えしています。
今回は2月23日に制定されている、「富士山の日」についてご紹介したいと思います。
ちなみにこの日は1905(明治38)年、アメリカ・シカゴで青年弁護士ポール・ハリスが、友人3人とともに世界初のロータリークラブを設立したことを記念して制定された「ロータリー設立記念日」でもあります。
それでは、富士山の日にどんな由来や、歴史があるのか解説してみます。
2月23日は富士山の日!その由来や歴史は?
「富士山憲章の理念に基づき、後世に引き継ぐことを期する日」
富士山について学び、考え、想いを寄せ、国民運動を盛り上げるための狙い
富士山の由来とは
静岡県と山梨県が連携して「富士山憲章」を制定した
富士山の日の由来は、2月23日を「ふ・じ・さん」と語呂合わせとして呼び、「富士山の日」と制定しています。
(1998)平成10年11月に、富士山の豊かな自然や美しい景観、その保護と適正な利用により後世に引き継ぐため、富士山憲章を制定しています。
まだ世界遺産ではなかった当時、富士山の世界文化遺産登録の実現に向けて、静岡県、山梨県、認定NPO法人、国民会議等と連携し、国民運動を盛り上げるため「富士山の日」を制定することとなりました。
「富士山について学び、考え、想いを寄せ、富士山憲章の理念に基づき、後世に引き継ぐことを期する日」
富士山の日の歴史は
1998(平成10)年に「富士山憲章」が制定されました
富士山の誕生したのは約70万年前です。
現在の富士山周辺で小御岳(こみたけ)と愛鷹山(あしたかやま)が噴火したことに始まります。
8万年前から1万年前の間に両山の間で古富士火山が活発に溶岩や泥流を噴出し、せき止められた堆積物は標高3000メートルにまで達しました。
そして約5000年前の新富士火山時代からは小噴火を繰り返し、多量の溶岩流出で美しい円錐形の姿が形作られました。
現在までにおける最後の噴火は1707年の宝永大噴火ですが、いまでも活火山として地下活動は続いていることから、いずれ噴火する可能性があると考えられています。
富士山についての最も古い記録は『常陸国風土記』における「福慈岳」という語であると言われています。
他にも多くの呼称が存在し、「不二山」または「不尽山」と表記する古文献もあります。
また、『竹取物語』における伝説もあります。
「フジ」という長い山の斜面を表す大和言葉から転じて富士山と称されたという説もあります。
まとめ
富士山の豊かな自然や美しい景観、その保護と適正な利用を目的に
いかがだったでしょうか?
富士山の日の由来や、歴史についてご紹介してきましたが、今では富士山は多くの観光客やまた外国人にも山登りとしても利用されています。
日本の大切な財産として、今後も後世に引き継いて行ってほしいものですね。