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今回は3月11日に制定されている、「パンダ発見の日」についてご紹介したいと思います。
ちなみにこの日は、1751(寛延4年)年4月11日、イギリスの新聞『ロンドン・アドバイザーリテラリー・ガゼット』紙が、世界で初めてコラムの連載を開始したことを受けて記念日に制定された「コラムの日」でもあります。
それでは、パンダ発見の日にどんな由来や、歴史があるのか解説してみます。
3月11日はパンダ発見の日!その由来や歴史は?
1869(明治2)年に中国宝興県の山奥を伝道中
地元住民に毛皮を見せられて、毛皮を珍しく思った神父で生物学者のダヴィットさんがパリの博物館にもってかえった。
パンダ発見の日の由来とは
白黒の毛皮を中国の山奥で地元の人に見せられた
1869(明治2)年3月11日、フランス人神父で生物学者のダヴィット氏は、中国・四川省ムーピン(現在の宝興県)の民家の山奥で伝道中、地元の人に白と黒の柄をした熊の毛皮を見せられました。
彼はこの毛皮を大変珍しく思って、パリの自然歴史博物館に送ったのです。
これ以来パンダの存在は世界中に知られるようになったというわけです。
パンダ発見の日の歴史とは
私たち人間よりも300万年以上も前に地球上に現れていたとされるパンダ。
更新世(約170万~1万年前)の気候変動によって絶滅した何百種類もの動物の生き残りだと言われています。
第三紀の中新世後期、今から約800万年前、地球生物の中に熊のような動物が出現しました。
その動物は太ったキツネのような外観で、肉食を好みました、これが原始パンダ(始熊猫、Ailuaractos Lufengensis)です。
原始パンダは、現在の中国・雲南地方から四川、湖南、湖北、貴州、広西等へとその生息範囲を広げていきました。
ジャイアントパンダが日本にきたのは、33年前の1972(昭和47)年。
当時の日本の首相である田中角栄首相が中華人民共和国を訪問し、当時の首相・周恩来(シュウオンライ)との首脳会談により、日中国交正常化の道が開かれたのを記念して、中国から日本へ2頭のジャイアントパンダが贈られた。
オスのカンカンとメスのランランは、東京・上野動物園で一般公開され、たちまち国民をとりこにし、大変なパンダブームが到来した。
まとめ
毛皮をパリの自然歴史博物館へ送った
いかがだったでしょうか?
パンダ発見日の由来や、歴史についてご紹介してきました。
古くから存在しているパンダですが、まんまるい体つきに黒く斑点が垂れ目に見えてとても愛らしくて癒してくれて私たちの目をいつも楽しませてくれています。
繁殖が難しいパンダですが、いつまでも長生きしてほしいですね。