「土用」という言葉を聞いたことがあると思いますが、いったいどういう意味があるのでしょうか?
土用とは季節の変化の目安とする日の一つで、立春、立夏、立秋、立冬の前の約18日間を指します。
「土用の丑の日」という言葉は皆さんも馴染みが深いと思いますが、「季節の変わり目」を指し1日か2日の日にちの事なのです。
また、土用には春土用、夏土用、秋土用、冬土用という風に一年間に4回訪れます。
それぞれ、いつの時期に行われているのか、また、土用入り・間日・土用明けについてシリーズで解説していきますね。
それでは今回は、冬土用についてご紹介したいと思います。
2019年冬の土用の丑の日はいつ?
1月28日(月曜日)
2019年の冬の「土用の丑の日」は1月28日(月曜日)になります。
「土用の丑の日」とは、その土用の期間中の、十二支が丑にまわってくる日の事を指すのです。
つまり、土用は18日間のことですが、「土用の丑の日」は土用の期間のうちのたった1日か、多くて2日だけの日のことを言います。
「土用」=「丑の日」ではないので、ちょっとややこしい感じがしますね。
なぜ「土用の丑の日」にうなぎを食べるの?
(う)の字のつくもの
特に夏の「土用の丑の日」にうなぎを食べる習慣がありますよね?
なぜその「丑の日」に「うなぎ」なのでしょうか。
土用とは季節と季節の変わり目に当たることから、体調を崩したり、身体がバテたりする時期でもあり、気温の変化についていけなくて、身体が次の季節について行かず体のバランスが悪くなったりして体が整わない時期です。
そんな時は、丑(うし)だけに、(う)の字のつくものでも食べてみんなで精をつけましょうということから、滋養強壮にも強い、「うなぎ」が主流となっていって現在その風習が残っています。
夏の丑の日にはうなぎを食べる習慣が最も多いですが、最近になって冬にも土用の丑の日にうなぎを食べる事が広がってきているようです。
その理由としては、天然のうなぎの旬は冬期10月~12月で、冬を越すために脂肪を蓄え、身もとても柔らかくて、栄養も十分になるので、旬のうなぎはとても美味しくなるのです。
2019年の土用期間は?
1月17日(木)~2月3日(日)
2019年の冬土用期間は1月17日(木)~2月3日(日)になります。
土用というものはもともと中国の陰陽五行説から始まったもので、陰陽五行説とは「木、火、金、水、土」があります。
それぞれの季節にそれを春は木、夏は火、秋は金、冬は水として当てはめていきました。
土についてはそれぞれの季節の変わり目に期間を当てはめて、それが土用の始まりともいわれているのです。
このことから、土用も冬土用、春土用、夏土用、秋土用として4回の土用の季節が来るのです。
2019年の冬土用入り・間日・土用明けは?
それでは、今度は、冬の土用入り、間日、土用明けについて、ご紹介してみたいと思います。
土用入り
1月17日(木曜日)
冬の土用入りは1月17日(木曜日)になります。
土用期間に入る初日を指します。
間日
間日は次のような日程になります。
- 1月17日 木曜日 (寅)
- 1月18日 金曜日 (卯)
- 1月20日 日曜日 (巳)
- 1月29日 火曜日 (寅)
- 1月30日 水曜日 (卯)
- 2月01日 金曜日 (巳)
間日とは季節によって決まった十二支に該当する日で、1つの土用に3~6日存在します。
土用明け
2月3日(日曜日)
土用明けは2月3日(日曜日)になります。
土用期間内の終わりの日を指します。
まとめ
精の出る食べ物をたくさん食べよう!
いかがだったでしょうか?
2019年の冬の「土用の丑の日」「土用期間」「土用入り」「間日」「土用明け」についてお伝えしてきました。
うなぎを食べる日は「丑にあたる日」で、さすがに土用の18日間食べ続ける訳ではありません。(^-^;
冬の時期は特に風邪やインフルエンザなどで体調を崩しやすい時期でもあります。
免疫力をつけてこの冬を乗り切っていくためにも、勿論うなぎも含め、精の出る食べ物をたくさん食べてくださいね。