オウムなのに、「オカメインコ」という名前で「インコ」となっていますが、インコではなくオウム目オウム科に属する列記としたオウムなのです。
オウムの仲間ではもっとも小さくてオーストラリアに広く分布し、群生しています。
オカメインコの種類は羽の色、模様、顔の色の組み合わせで区別されているのです。
ノーマルとルチノーが代表的で、他にはシナモン、パール、パイドなどが存在していますよ。
この記事ではオウムのそれぞれの種類別のシリーズとして、寿命と性格、値段、特徴、飼い方などを解説していきたいと思います。
今回は、オウム科のオカメインコについてご紹介致します。
オカメインコの概要
和名 | オカメインコ(片福面鸚哥) |
英名 | Cockatiel |
全長 | 30~35㎝ |
体重 | 90g |
分類 | オウム目 オウム科 オカメインコ属 |
分布地域 | オーストラリア内陸全域 |
特徴
オカメインコの「おかめ」は、ほほにあるオレンジのチークパックからきて、名前の由来になっています。
頭のてっぺんの冠羽も特徴のひとつで、普段リラックスしている時は寝かせていますが、驚いた時、緊張を感じた時や危険を察知した状態の時に冠羽が逆立ちします。
冒頭でも書きましたが、実はオカメインコはインコではなくオウム目オウム科に属する小型のオウムになるのです。
尾羽を含めた全長は鳩などと同じくらいの大きさがあり、体そのものは小さくて、ヒヨドリなどと同じ大きさになります。
メスよりもオスの方がお喋りで、話すと言うより、口笛のものまねで歌う感じです。
性格・寿命
オカメインコの性格は、穏やかで優しい性格をしています。
争いごとは好まず、平穏でいることを好みます。
飼い主にはべったりと懐き、甘えん坊なところもあり、飼い主の姿が見えなくなると鳴いたりして呼び戻そうとします。
また、臆病なところがあり、騒音など、大きな音や光、地震の揺れにビックリしてパニックを起こす場合があります。
その時には、声をかけてあげて安心させて、落ち着かせてくださいね。
オカメインコの平均寿命は15~20年と言われています。
中には30年を超えた例もありますよ。
値段・飼い方
オカメインコの平均価格は1万円~5万円前後と幅があり人気の品種は高くなります。
性格が臆病なところがありますので、部屋が静か過ぎたりすると、ちょっとした物音で錯乱状態になることがあります。
特別大きな音は厳禁ですが、適度の音量の音楽を流したりしてストレスにならない程度の物音に慣れさせておくことがオカメパニックの予防につながります。
シード食とオカメインコ用のペレット食をメインに与えましょう。
栄養が偏らないように、副食などの果物や青菜、サプリメントなども食べさせてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
オカメインコについて、ご紹介してきましたが、インコなのに、何故かオウム科に属すること。
違いを見分けるのには、色とか大きさとかにもありますが、決定的にわかるのが、頭上に冠羽(かんう)と呼ばれる冠状の飾り羽がついているのがオウムなのです。
頭にもオウムとインコの違いを表す羽があります。
性格が繊細で臆病なところがありますが、とても愛らしく、可愛いオウムですので飼うことをご検討させている方は、いろいろと調べてみて決めてみてくださいね。