「今日は何の日」と題してシリーズでお伝えしています。
今回は1月20日に制定されています、「玉の輿の日」についてご紹介したいと思います。
よく、お金持ちの家に嫁いだ場合に玉の輿などという言葉を聞いたりしますが、実際はどんな意味があるのでしょうね。
玉の輿の日にはどんな由来や、歴史があるのか解説してみたいと思います。
1月20日は玉の輿の日!その由来や歴史は?
1月20日は玉の輿の日と言われています。
玉の輿という言葉は皆さんも聞いたことがありますよね。
でも、だいたいのイメージで認識している感じではないでしょうか。
玉の輿の日の由来とは
1905年(明治38年)の1月20日にアメリカの金融財閥の創立者の甥であった「ジョージ・モルガン氏」が日本人の女性で当時、祇園の芸者であったお雪と結婚した日なのです。
やはり、お金持ちの男性との結婚ということなんですね。
モルガンと言えば昔から世界的に有名な財閥であり、今でもアメリカの金融界では名前が残っています。
きっかけは、1901年に当時30歳だったモルガン氏は恋人と別れたばかりで、失恋旅行として日本へ訪れていた際に祇園で芸者遊びに来ていた時にお雪と出会ったということです。
お雪に一目ぼれしたモルガン氏は求婚を迫りましたがなかなか承諾をしてくれませでした。
それもそのはずで、お雪にはすでに当時付き合っている男性がいたからです。
10歳年上である川上俊介氏という人物でしたが、その後モルガン氏が求婚をしたことが新聞に掲載されて、その男性と破局になってしまったようです。
その後もモルガン氏はお雪の事を諦めることなく日本へ3回、訪れていたようです。
1904年にお雪から結婚を承知されました。
当時の芸者を家業から身を引かせるときに抱え主に支払う身請けのお金を落籍料と言い、当時のお金で4万円、現代に紙幣価値に直すと1億数千万円という莫大な金額をモルガン氏が支払い、「日本のシンデレラ」とアメリカでも日本でも話題になりました。
アメリカでは「金に目がくらんだ女」として報道するメディアが多かったそうです。
玉の輿の歴史とは
「玉の輿の日」の由来は理解できましたが、果たして、「玉の輿」という語源はどこから来ているのでしょうか?
ジョージ・モルガン氏はアメリカ人ですので語源とは全く関係はありません。
「玉」は美しいものの総称として古くから宝石も意味していました。
「輿」は貴人を載せて人を運ぶ乗り物で、そこから、貴人の乗る美しい立派な輿を「玉の輿」と言うようになりました。
身分の低い女性が高い身分の人と結婚し、立身出世することを「玉の輿に乗る」というようになったのです。
徳川綱吉の生母、桂昌院は京の八百屋に生まれたのですが、家光の測妻となり豪華な輿に乗って大奥に入ったことから、桂昌院の名「お玉」に由来するといった説があります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
玉の輿の日の由来、歴史について解説してきましたが、いつの時代でも玉の輿は存在していますが、育った環境が違う者同士が結婚するわけですから、幸せになるのかは定かではありません。
それでも、女性にとっては夢のようなお話ですし、一生一度の人生、玉の輿に乗ってみたいものですよね。