「土用」という言葉を聞いたことがあると思いますが、いったいどういう意味があるのでしょうか?
土用とは季節の変化の目安とする日の一つで、立春、立夏、立秋、立冬の前の約18日間を指します。
「土用の丑の日」という言葉は皆さんも馴染みが深いと思いますが、「季節の変わり目」を指し1日か2日の日にちの事なのです。
また、土用には春土用、夏土用、秋土用、冬土用という風に一年間に4回訪れます。
それぞれ、いつの時期に行われているのか、また、土用入り・間日・土用明けについてシリーズで解説していきますね。
それでは今回は、秋土用についてご紹介したいと思います。
2019年秋の土用の丑の日はいつ?
10月31日(木曜日)
2019年の秋の「土用の丑の日」は10月31日(木曜日)になります。
「土用の丑の日」とは、その土用の期間中の、十二支が丑にまわってくる日の事を指すのです。
つまり、土用は18日間のことですが、「土用の丑の日」は土用の期間のうちのたった1日か、多くて2日だけの日のことを言います。
「土用」=「丑の日」ではないのです。
秋の「土用の丑の日」には何を食べるの?
青魚のサンマ
秋土用におすすめの食べ物はなんでしょうか?
五行説では、季節の月を「1月、2月」といった数字ではなく十二支で表わします。
それぞれの季節には色もあてはめられ、色と干支をまとめると、春は「青色、辰」、夏は「赤色、未」、秋は「白色、戌」、冬は「黒色、丑」となります。
土用には、反対の季節に対応するものを食べるといいと言われていて、夏の反対は冬。
冬に当てはまるのは、黒色の「丑」。
夏の土用には黒色で「う」のつく「うなぎ」が食べられているということなんです。
秋の反対になる季節は春ですから「青色、辰」のもので、「た」のつく青色のものを食べると体にいいと言われています。
やっぱり、この時期に旬を迎える青魚のサンマは秋土用には最適な食べ物ですね!
2019年の土用期間は?
10月21日(月)~11月7日(木)
2019年の秋の土用期間は10月21日(月)~11月7日(木)になります。
土用というものはもともと中国の陰陽五行説から始まったもので、陰陽五行説とは「木、火、金、水、土」があります。
それぞれの季節にそれを春は木、夏は火、秋は金、冬は水として当てはめていきました。
土についてはそれぞれの季節の変わり目に期間を当てはめて、それが土用の始まりともいわれています。
このことから、土用も冬土用、春土用、夏土用、秋土用として4回の土用の季節が来るのです。
2019年の秋土用入り・間日・土用明けは?
それでは、今度は、秋の土用入り、間日、土用明けについて、ご紹介してみたいと思います。
土用入り
10月21日(月曜日)
秋の土用入りは10月21日(月曜日)になります。
土用期間に入る初日を指します。
間日
間日は次のような日程になります。
間日 未・酉・亥の日
- 10月25日 木曜日 (未)
- 10月27日 日曜日 (酉)
- 10月29日 火曜日 (亥)
- 11月06日 水曜日 (未)
間日とは季節によって決まった十二支に該当する日で、1つの土用に3~6日存在します。
土用明け
11月7日(木曜日)
土用明けは11月7日(木曜日)になり、土用期間内の終わりの日を指します。
まとめ
秋の「土用の丑の日」には青魚のさんまがぴったり
いかがだったでしょうか?
2019年の秋の「土用の丑の日」「土用期間」「土用入り」「間日」「土用明け」についてお伝えしてきました。
夏の丑の日にはうなぎが定番ですが、秋の「土用の丑の日」には青魚のさんまがぴったりのようですね!
とにかく季節の変わり目なので、栄養つけて、頑張りたいですね!