浅黄の概要
価格相場
体長25cm前後で平均約8,500円、体長50cm前後で平均約3,2000円(色合いの美しさなどで個体による価格の幅がとても大きいです)
特徴
グレーがかった黒色の真鯉の色素が抜けて白っぽくなった変異種の浅黄真鯉は、1800年代前半にはすでに出現していたと考えられています。鉄真鯉や泥真鯉と同様に、錦鯉の原点となっていて、この浅黄を元にさまざまな種類の錦鯉が作出されてきました。頭部以外の体の部分には青色が入りますが、「覆輪」と呼ばれる鱗の輪郭部分の色が薄くなる模様が入ります。この覆輪によってボカシのような網目模様が美しいです。幼魚のころははっきりとしませんが、成長するにつれて覆輪が大きくなってきます。頬や下腹部、ヒレに赤が出ます。青色の発色の違いで、紺青色の「紺青浅黄」と白っぽい「鳴海浅黄」の二つの系統に分けらます。
水温
錦鯉が快適に過ごせる水温は約25℃と言われています。20℃以下になるとだんだん活動が鈍くなって、10℃以下になると冬眠してしまいます。急激な温度変化には弱いのですが、生存可能な水温の範囲は広く、5〜35℃とされています。
寿命
平均寿命は約25〜35年といわれています。50〜70年ほど生きる長寿な個体もいます。
飼い方
浅黄は原種に近い種類で体が大きくなる傾向があります。十分な広さと深さのある水槽を選びましょう。また、飛び出てしまうことがありますので、フタを用意しましょう。
錦鯉の飼育には、水質と水温の管理が重要です。水質の悪化を防ぐためのフィルター、水中に十分な酸素を送り込むためのエアレーション、また必要に応じて急激な水温の変化を防ぐためのヒーターなどの準備が必要です。
食欲が旺盛なのですが、エサのあげすぎは命に関わるので注意してください。水温が適温を超えると食べが悪くなります。また、12〜13℃以下になったら、餌止めをしましょう。