昭和三色の概要
価格相場
体長25cm前後で平均約7,000円、体長50cm前後で平均約3,2000円(色合いの美しさなどで個体による価格の幅がとても大きいです)
特徴
大正三色と同様、紅白に黒い斑紋が入った「三色」ですが、昭和三色は、黒色の地肌に赤と白の模様が入ります。大正三色と比べると、三色の色彩がより複雑で、頭部から墨が入り、胸ビレの根元にも黒色が出るなど、黒が多いのが特徴です。また、孵化した直後は全身が黒く、5歳になるくらいまでは色の変化が激しいです。
水温
錦鯉が快適に過ごせる水温は約25℃と言われています。20℃以下になるとだんだん活動が鈍くなって、10℃以下になると冬眠してしまいます。急激な温度変化には弱いのですが、生存可能な水温の範囲は広く、5〜35℃とされています。
寿命
平均寿命は約25〜35年といわれています。50〜70年ほど生きる長寿な個体もいます。
飼い方
大正三色は比較的大きくなりやすい種類ですが、水槽で飼育する場合、そのサイズで成長する体の大きさも変わってきます。これは、錦鯉全般に言えることです。飼い主の飼育できる環境に合わせた大きさになりますが、十分な広さと深さのある水槽を選びましょう。また、飛び出てしまうことがありますので、フタを用意しましょう。
錦鯉の飼育には、水質と水温の管理が重要です。水槽で飼育する場合と屋外の池などでの飼育では設置するものも若干変わりますが、水質の悪化を防ぐためのフィルター、水中に十分な酸素を送り込むためのエアレーション、また必要に応じて急激な水温の変化を防ぐためのヒーターなどの準備が必要です。食欲が旺盛なのですが、エサのあげすぎは命に関わるので注意してください。水温が適温を超えると食べが悪くなります。また、12〜13℃以下になったら、餌止めをしましょう。