スフィンクスの概要
原産国 | カナダ |
英国名 | Sphynx |
サイズ | 中型猫 |
毛色 | 産毛が生えているスフィンクスは、柄や色が皮膚に毛色として現れます。全ての色が認められています。 |
体重 | オス 3㎏~6.5㎏ / メス 2.5㎏~5.5㎏ |
価格相場 | 20万~50万円前後 |
特徴・性格
特徴
無毛とされていますが、実は全体にうっすらと柔らかいうぶ毛が生えています。皮膚には大きなしわが寄っていて、色素がついている部分があります。手触りが桃のような皮膚は「ピーチスキン」と呼ばれています。体つきはしっかりとした筋肉質です。大きな耳がついた頭部は小さめで、ひげは生えていません。目の色はオッドアイ(左右で異なる目の色)になるものもいます。
体温が他の猫より4℃ほど高いとされています。
性格
好奇心旺盛で、非常に人間が好きです。人見知りせず、初めて会った人とも仲良くできます。甘えん坊なところもあり、気を引こうとする様子を見せることもあります。
活発で遊ぶことも好きです。飼い主の後をついてまわるなど犬のような一面があり、おおらかなので家庭内のほかのペットとも上手に付き合っていけます。
病気・寿命
病気
遺伝的に心臓病の起こりやすい猫種と言われています。その中でも一番多く見られる「肥大型心筋症」は心臓の筋肉が肥大することで全身の血流が悪くなる疾患です。
心臓病では元気がなくなり、ぐったりと寝ていることが多くなります。完治はできませんが、投薬で体が楽になることがありますので、気づいた時には早めに動物病院を受診しましょう。
被毛がなく皮膚がさらされているスフィンクスは、蕁麻疹などのほか皮膚炎や、紫外線の影響も受けやすく皮膚がんを起こす可能性もあります。寒暖差による体調不良にも気をつけましょう。
寿命
平均寿命は約12〜14年と言われています。
飼い方
スフィンクスは被毛がないため、寒さや暑さは苦手です。室内の温度調節を十分に行い、可能であれば衣類を着せてあげましょう。これは紫外線の防御にもなります。
被毛の手入れはないので楽な面はありますが、被毛に行き渡る皮脂がそのまま体表ににじみ出てしまって、脂っぽい皮膚になることがあります。しわも多いので皮膚病予防のためにも、できるだけ毎日、布などで皮膚の表面をふき取ってあげるなどして、清潔に保ちましょう。
活発で遊び好きなので、十分に運動できる環境の確保や、おもちゃで一緒に遊んであげる時間を作ってあげてください。