アンゴラウサギの原産はトルコのアンゴラ地方のうさぎです。
古くから毛皮用として扱われてきました。
日本でも過去に、毛を採るための飼育が盛んになり、飼育頭数が一時期は世界一になったこともあります。
この記事ではうさぎのそれぞれの種類別のシリーズとして、寿命と性格、値段、特徴、飼い方などを解説していきたいと思います。
今回は、アンゴラウサギについてご紹介していきますね。
アンゴラウサギの概要
和名 | アンゴラウサギ |
英名 | Angora rabbit |
体長 | 30㎝ |
体重 | 3㎏~4㎏ |
原産国 | トルコ |
特徴
アンゴラウサギは長くてモコモコ、フワフワとした毛が特徴的なウサギです。
身体全体を覆っている長い毛は伸ばし続けると10cm以上にもなります。
一見するとどこに顔があるのかわからないくらいの、まんまるい毛玉のような風貌はとても可愛らしくて個性的です。
18世紀にフランス王室で、ウサギを飼うことが流行しその流れでウサギを品種改良して、アンゴラウサギが誕生しました。
もともとは、毛を刈り取るために意図的に品種改良されたという説があります。
アンゴラウサギは全部で4種類です。
イングリッシュアンゴラ、フレンチアンゴラ、サテンアンゴラ、ジャイアント・アンゴラに分かれています。
イングリッシュアンゴラ
イギリスでペット用に改良された種類で、日本で多く飼育されているアンゴラ種の中で最も小型のウサギです。
フレンチアンゴラ
フランスで改良されて、耳の毛が短いことが他のアンゴラ種との違いです。
サテンアンゴラ
光沢のある布生地のように美しい毛並みをしています。
ジャイアント・アンゴラ
名前の通り、アンゴラ種の中で一番大きな種類になります。
性格・寿命
アンゴラウサギの性格は、モココモした外見に似合って温和で人懐っこい性格です。
人間も見た目でなんとなく性格がわかりますよね?
日本にいるアンゴラウサギは、独自に品種改良された品種されていて、兵庫県の神戸市で繁殖させていて、大変、貴重ということです。
アンゴラウサギの平均的な寿命は約5年~10年以上生きる個体もいて幅が広いです。
うさぎというのはデリケートな生き物なので、ストレスの軽減や病気を防ぐことで長生きしてくれますよ。
値段・飼い方
アンゴラウサギの販売されている価格は9万円~13万円です。
やはり希少性が高く繁殖や飼育の難易度が高いことから、やはり価格も高騰しています。
雑種ならば多少は安いですが、血統書付となると10万円以上は下らないでしょう。
アンゴラウサギの飼育難易度は高く上級者向けのウサギになります。
長い毛の手入れが大変で、細く長い毛で10cm以上伸びますので、絡まりやすいのです。
毛の間に汚れも溜まりやすく、常に清潔な状態を保たないと皮膚病の原因になります。
汚れた場合にはぬるま湯で洗ってあげてください。
毛玉になって飲み込む危険性がありますので注意が必要です。
年に数回のカットをしてあげてくださいね。
基本的には設備は他のウサギと同様でケージ、水入れ、餌入れ、トイレなどですが、ゲージは排泄物が毛に絡まないように下が金網式になっていて排泄物が下に落ちますのでおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
アンゴラウサギについてご紹介してきましたが、これから購入をお考えの方は飼育環境を準備して、飼い方の情報を入手されて、特に毛のお手入れを怠らないように気を付けていただき、可愛いペットと共に楽しい生活を送っていただければと思います。